理由不明の規則

  通常、ビルの天井は高さ2.7mですが、学校の教室は3mと規制されてきたそうです。それが今月、埼玉県が建設コスト削減のために緩和を国に要請して、解除されることになりました。この規制、明治初期に定められたものだと聞いて驚きました。なぜ3mなのかは、もう古いことなのでよくわからないそうです。おそらく換気が不十分な時代だったので天井を高くしたのだろうということでした。換気の整った現代には必要のない高さです。

  それにしても、現代の事情にはそぐわない規制が長年守られてきたのはお役所ならのことです。「役人は定められた通りきちんと行うのが仕事です」とある役人がラジオで言っていました。確かにそうでないと困るのではありますが、時代や現実に即さなくなっていても疑問に感じず、あるいは疑問に感じても改めるようとしないのは、もっと困ります。

  毎朝、ちょっと遠回りして神社にお参りするサラリーマンがいました。遅刻しそうになっても欠かしません。妻が、「あの神社に何が祭られているか知っているの」と尋ねると、よくは知らないようで「子供の頃からの習慣なので、手を合わせないと一日落ち着かないんだよ」とのこと。偶像崇拝や無意味な長い習慣は、いつの間にか止めるのが怖くなるんですね。

  医師から禁煙を勧められた中年男性が、「でも、タバコはイライラしたとき、気持ちを抑えてくれるんですよ。」医師「どんなときにイライラするんですか。」男性「タバコを吸えないときですね。」悪習慣とは、結局、そんなものではありませんか。

  今、自分の生活を振り返って、無意味、無駄、時間の浪費、有害になっていることを見つけ、それを断ち切り変えていくために、主に差し出しましょう。変えるべきことを変えていく勇気を持ってください。あとは聖霊さまの御支配に委ねて祈りましょう。