左折のみ運転

  「母は大の右折嫌い。直進と左折のみで目的地まで行くのですごく時間がかかります。・・母の頭には左折のみ道順がインプットされているのにはビックリです。細い道をスルスルと通り抜けることができるのだから、右折だって大丈夫なのでは・・でも、ペーパードライバーの私には言えません」という悩めるペーパードライバーの娘の投書を「JAF Mate」で読みました。

  少し勇気をもてば、かなりの時間とガソリンの節約ができますよね。でも、「母」はそれを苦にするどころか、左折のみ道順を覚えていることが自慢なのだそうです。でも、このお母さん、絶対に右折を習得すべきです。そんなことをいつまでも自慢しにしていてはいけません。右折に慣れれば、今までなんとムダなことをしていたと思うでしょう。

  私は見知らぬ土地で、人に道を聞かずに目的地に向かう癖があります。それでも、最短距離で行けることがあります。それを自慢にしています。しかし、当然、迷うことの方が多く、同行する人をうんざりさせることがあります。先月、韓国に行ったときも、同室の牧師さんを困らせました。迷っても尋ねようとしない私を尻目に、言葉に不慣れな彼の方が一生懸命、たむろしている「お兄ちゃん」に聞いて正しい道を発見していました。

  私は道を聞くべきだ、と誰もが思うでしょう。ちょっと尋ねる勇気があれば、迷って時間と労力を無駄にすることはなくなるのです。本当にそうだと思います。
信仰成長のこと、教会の霊的成長ことも、先達に聞き、聖書に照らし合わせて学んでいこうと思います。この面ではそうしてきたつもりですが、さらに謙虚に学んでいきたいと思います。私たちは今の信仰生活を1段アップあせるべきです。山登りがそうであるように、段々、広い信仰の世界が広がっていくはずです。まず、今より、1段、祈りの時間と質を向上させましょう。