生活の自己管理

 今年のテーマは、本日のメッセージで語った「喜ぶ」「感謝する」「祈る」の「3本の拠り糸」ですが、もう一つ別の目標を掲げます。それは「生活の自己管理」です。
・寝るべき時に寝て、起きるべき時に起き、祈るべき時に祈る。

・働き学ぶべき時に勤勉に励み、休むべき時には休み、遊ぶべき時には(運動して)遊ぶ。

・食べるべき時に、食べるべき物を、食べるべき分だけ食べる。食べてはならない物、飲んではならない物には手を出さない。食生活もまた、信仰告白です。

 したい時に、したいことを、したいだけするのが自由ではありません。すべき事を、すべき時に、する意志がもてること、そして、してはならないことはしないでいられること、それが真の自由です。言いたいことを、言いたいときに、言いたいだけ言ってしまうのは、実は不自由です。食べる、飲む、怒る、遊ぶ、買う、見る・・・みなそうです。

といっても、自分の努力でできることではありません。それでできるのなら、とっくの昔にできているはずです。律法的にがんばって成し遂げようとすれば、今年も失敗します。

「もしあなたがたがわたしの言葉にとどまるなら、あなたがたは本当にわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネ8・31,32)。

真理は、自由に愛し、自由に信じ、自由に主の御心を行う力です。その自由は私たちの生活全般に及ぶはずです。自由であるためには真理に支配されることです。そのためには、主の言葉にとどまること、十字架の言葉にいつも耳を傾けることです。

自分を制御できないクリスチャンが、かんしゃくを起こすたびにキリストの絵に釘を刺すように教えられ、ついに釘だらけになった絵を見て、自分のために十字架にかかられた主の苦しみが痛いほどわかりました。そのときから、主の柔和が彼に怒りに代わって現われるようになりました。十字架の言葉には愚かでも救いを得させる力があります。