好きな人嫌いな人

最近、ある本でこんな文章にぶつかりました。

「卒業写真や何かの集合写真などを見る機会があったら、写っている人たちを思い出して、好きだった人には○、嫌いだった人には×、普通なら△をつけてみてください。そして、○、×の数を数えてみてください。」

そして、その後にギョッとするような言葉が続きます。
「あなたもその○の数だけ好かれていたし、その×の数だけ嫌われていたのですよ。」

 う〜ん、かなりの確率でそう言えるでしょうね。確かに、人を露骨に嫌う人は好かれません。だれをも憎まず、友のように扱う人は好かれます。

 キリストはこう言われました。
「あなたがたが裁くとおりに、あなたがたも裁かれ、あなたがたが
量るとおりに、あなたがたも量られるからです」(マタイ7・2)。
「あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからで
す」(ルカ6・38)。

 今、教会の集合写真を見れば、全員に○がつけられるでしょう。だとすれば、それだけあなたも愛されているのです。大丈夫です、間違いありません。

そして、○だけしかつけられてなくなった自分を、主に感謝しましょう。それだけ、主があなたを変えてくださったのです。キリストの愛を知れば知るほど、人が好きになります。

 他人を裁かなくなった人、人を赦すことができる人は、その人自身が一番幸せなのです。