変わらぬ決意

ファニー・クロスビーは、物心ついた時には失明していました。しかし、心に「満足という小さな宝石」を保つ決意をし、それを生涯の慰めとすると自分に宣言します。そして8歳の時に、その決意を詩に表しました。「私はなんと幸せな魂。目は見えないけれど、私は満足する決心をした。目の見える人たちが知らない祝福を、私は味わっている。目が見えないからといって、私は泣いたり落ち込んだりは、できないし、しない。」

それは、使徒パウロの言葉を土台にした決意です。

「私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ4・11〜13)。

 彼女は38歳で結婚し、独り子を得ますが、すぐに亡くします。その悲しみの中で書いたのが「イエスの御腕に」という聖歌です。彼女の幼い時からの決意が変わっていないことを示す歌です。その詩は今日まで、悲しみに打ちひしがれた多くの人々を慰めてきました。

私たちは、昨年来から「いつも喜んでいる」決意をしました。さらに今年、「すべてのことについて感謝する」決心をしました。この人生、何が起ころうとも永遠の命を受けています。神の愛から私たちを切り離すものはありません。どんな状況に置かれても、喜び感謝する理由を奪われないのがクリスチャンです(ローマ8・38、39)。
3年前、私たちは主の栄光を現すことを願い、この教会を設立しました。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る」(ヨハネ11・40)がGCCのテーマです。自分の人生で、一つでも主の栄光を現させていただきたい、このゴールを忘れることなく4年目を走りましょう。