主に交われば

いまどきの学生は無知というか機知に富んでいるというか・・・・。
四字熟語で、□肉□食の□に当てはまる漢字はというテストに、焼肉定食や豚肉三食という答え(豚肉三食とは吉野家の豚丼で三食済ますという意味)。正解はいうまでもなく弱肉強食です。ことわざで「腐っても」何というかという問題には、「腐っても食う」と答えた体育会系の猛者もいたとか。偉いと言いたいところですが、やはり食べないほうがいいでしょうね。正解はもちろん「タイ(鯛)」です。
  しかし、使徒パウロもふるっています。Iコリント6章17節で、「朱に交われば赤くなる」をこう言っています。「主に交われば、一つ霊となる」。「主に交われば白くなる」「聖くなる」「広くなる」「優しくなる」「暖かくなる」「賢くなる」というのもいいですね。「一つ霊」となるというのは、主の愛ときよさと一つになるということですから。
  絶えず祈り、常に主と交わりましょう。祈りの初めには、まず主との個人的な関係を深める言葉をささげるのがいいと思います。あなたの主との交わりが深くなれば深くなるほど、あなたと交わる人たちがあなたにキリストの暖かさ、広さ、賢さ、柔和さを見るようになります。私たちには弱さがありますが、その弱さを通してさえも、キリストが見えるようになるほどに主と交わりたいですね。
  私たちクリスチャンが互いに交わって励まされるのは、その人自身によってというより、その人の中におられるキリストによってであると思います。人に不快な思いをさせてしまうのは「古い私」、人を励まし慰めるのは私たちのうちに住まわれるキリストです。「古い私」が死ねば死ぬほど、キリストが現れてくださいます。

(2004-7-4)