紫外線カット

日差しが強くなってきました。オゾン層の破壊が進み、紫外線の量がますます増えてきています。目に見えないだけに厄介です。日焼けしてシミ、そばかすになるだけではなく、皮膚ガン、免疫力低下の原因にもなります。高緯度のカナダでは、天気予報に紫外線予報があり、「今日は炎天下に15分以上肌をさらさないように」といった注意報も出されます。先週の朝日新聞によれば、直射日光に当たれば皮膚が赤くなる人は、黒くなる人よりも要注意とのこと。しかし、つばのある帽子、日焼け止め、長袖のシャツでかなり防げるので神経質になる必要はないとのことでした。服は綿、ポリエステル系、色は赤や紺などの濃いものが遮断率が高いですが、ただし水に濡れると落ちます。また、濃い色の帽子は長時間かぶっていると熱射病の危険が高まるそうです。

 ところで、日本の大衆文化における愚劣、破廉恥、卑猥、下品、残虐性をカットしていた「オゾン層」の破壊も進み、こちらで十分な防止策を講じなければ、知らぬうちに心が日焼けして黒くなり「シミ、そばかす」「ガン」になる危険度が高まっています。「オゾン層」の守りがない類のテレビ番組や雑誌、ビデオや漫画や小説はこちらで遮断しなければなりません。でなければ、心の汚染に無感覚になり、そして「道徳的に無感覚となった彼らは、好色に身を委ねて、あらゆる不潔な行いをむさぼるようになって」(エペソ4・19)しまいます。心の自衛は、肌を紫外線から守る以上に、神経質であってもいいと思います。特に「皮膚が赤くなる人」は、聖霊の注意報、警報に従いましょう。

  「私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください」(マタイ6・13)という祈りが、日々一刻大切です。心のオゾン層に穴があかないように。

(2004-6-27)