2.愛は親切です
親切とは憐れみを示すことです。聖書はこう教えます。「互いに親切にもてなし合いなさい」(Iペテロ4:9)。「あなたがたの言葉がいつも親切で、塩味の利いたものであるようにしなさい」(コロサイ4:6)。そのとおり、親切な言葉と行いを心に準備していましょう。「親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする」(箴言16:24)とあるとおり、親切は心と体を強くします。また、親切な人自身が主から祝福を受けます。ボアズは、異邦人の女性に親切にして(ルツ2:2、10)、自身が花嫁を見つけました。
また、親切が拒絶されることを恐れてはなりません。「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。・・・恐れる者の愛は全きものとなっていないのです」(Iヨハネ4:18)。愛は拒絶されること、傷つくことを恐れません。痛みを感じるぐらいに親切にしましょう。アガペーという愛は痛みを覚悟しているのです。まず、席を譲るなど小さなことから始めてみませんか。
3.愛は人を妬みません
愛は人の幸いを妬まず、一緒に喜びます。「人の不幸は蜜の味。人の幸いは悲しみ」という根性を捨てましょう。妬みは罪の始まりです。カインもサウル王も妬みのために殺人に走りました。キリストも祭司長やパリサイ人たちの妬みで十字架につけられました。妬む相手の人生を破壊しようとすれば、自分の人生も台無しにし、周囲をもその破壊行為に巻き込むことになります。妬みは何も建て上げません。
妬むの反対は「ほめる」「祝福する」です。妬みが渦巻くこの世界で、人の成功を祝福し、人の優れたところを認めることが、クリスチャンの務めです。それはキリストの愛と心の広さを表わすことです。人の徳を高めることになります。人を祝福する者を、主も喜ばれ祝福してくださいます。