アルイェの今年の目標「神様を愛し、隣人を愛する」

アルイェ(中高生男子)では、毎年初めに「今年の目標」を定め、年末に目標の達成状況を確認することとしています。今年も1月9日の学びの場で、「神様を愛する目標」「隣人を愛する目標」を掲げて発表し、祈り合いました。

特に今年の教会全体の目標であるマタイ5:16を毎朝読み、「良い行いを人々の間で現わす」ことに中高生も取り組んでいきます。

かく言う私の「隣人を愛する目標」は3年連続で「人の悪口を言わない」というものです。毎年の連続になってしまうのは、それだけ難しい目標であることに裏返しです。私たちの生活を見回してみると、何と多くの「人の悪口」があふれていることでしょうか・・・。「あの人って本当にダメだよね」、「彼ってこういう人らしいよ」等々。人を悪く言うことによって、連帯感を持ち、自分たちはその人よりもより良い人間であることを確認し合う・・・。これは「隣人を愛する」という命令に明確にそむくものです。

2年前、いわくつきの評判の悪い人が直属の上司となり隣に座りました。家族の祈りの時にも、名前を挙げて「彼の悪口を言わないように」と共に祈ってもらいました。案の定、部下たちが集まる場面では彼の悪口合戦になります。私も加わりたいという思いを抑えて、日々の祈りの中に彼の名前を加えて祈るようにしたところ、時折ポツポツと彼の方から、仕事だけでなく、個人的な悩みを私に伝えてくれるようになり、信頼関係の中で仕事をするよう変えられていきました。

悪口合戦の中でも、「でもね・・・」と彼のポジティブな側面を一言・二言加えるようにしました。少なくとも私がいる場面では、悪口の数は圧倒的に減っていきました。私たちが悪口に加担しないだけで、際限なく続く悪口の連鎖をそこでストップできます。

キリストが愛される人の悪口を言い続ける権利を、キリストに愛されて罪から救い出された私たちは持っていません。単純でも難しい「良い行い」により、私たちの周りに光が灯り、神様の祝福が広がっていくことを、中高生たちと一緒に見ていきたいと願っています。