ジョージ・ミュラー

(教会塾の国語で書いたレポート)

ジョージ・ミュラーは良心の呵責を覚えるような仕事についている人々、聖書的でない場所に無理矢理おかれている人々を、何とかして救いたいと思い、広大な孤児のための家を設立した。孤児達に神さまを知ってほしい、神さまの名があがめられてほしいという思いから、設立に至った。

 初期は献金などがたくさん献げられ、無事に切盛りしていたが、段々孤児の人数も増えていき、お金も底をつきそうになった。しかし資金が減るたびに、知人や、ときには全く知らない人から献金が届き、事業が途切れることはなかった。ミュラーは、献金してくださった人々と神さまに感謝するとともに、神さまにより頼むことの大事さに改めて気付かされた。

 しかし、ある時、同じ通りに孤児の家があるため住民が迷惑しているという苦情が寄せられた。そこで、ミュラーはまず祈ってから、孤児の家を別の場所に、より拡大して建設することを決めた。

 土地はすぐ見つかり、しかも当初の予定金額であった1エーカー200ポンドを130ポンドにまで下げてくれ、7エーカーの土地を無事に手に入れた。

 建設の資金に関しても、祈りが聞かれて、知人や、やはり全く知らない人からも献金が集まり、無事建設工事に取りかかれるほどのお金がたまった。ヘルパーもたくさん与えられた。

 しかし、また問題がおこった。その土地に、水道会社が貯水場を建設するため、議会で法令を通過させようとしているということであった。ミュラーは毎日祈り、まず水道会社の幹部に会い、話をすることを決めた。ミュラーはクリスチャンとして、良い関係のまま交渉を成立させたいと願っていた。無事交渉は終わり、水道会社はわずかな部分しか土地を使わないということで同意した。

 ミュラーは、主はご自身の時に、ご自身の方法で必ず必要を満たしてくださることを知った。

 僕の心に残った事は、ミュラーが全く知らない人から献金をいただいた事だ。神さまのためにすることであれば、必ず同じビジョンをもつ人が助けてくれるという事を心に留めておこうと思う。

(北尾真徒)