2021年6月30日の緊急搬送・手術・入院から1年が経ち、検診の結果も順調回復のお墨付きをもらいました。改めて心を寄せて祈っていただいた方々に感謝いたします。
職場の方々にももう一度しっかりお礼を伝えたいと思っていたところ、逆に同僚たちから「実録！近藤さんの入院から復帰まで」という15枚のドラマ仕立てのレポートがプレゼントされました。
その中の「ご家族からのメッセージ」は特別に皆の前で朗読されることになりました。
「『たくさん神様と話したよ。まだやることがあるって神様に言われた。』と涙を流していたのを改めて思い出しています。神様の驚くべき業によって命が保たれたこと、全てが奇跡でしかないですね。」
この言葉が読み上げられることで、図らずも職場内で「神様」と連呼されることとなりました。冊子の最後には、退院後すぐに職場宛に送った、「病を通して神様からもう一度『神を愛し、隣人を愛する』という役割が与えられた」との私の証も添付されていました。
この１年、職場で起こったこともいくつかお分かちします。
部下が「あの退院報告は、これまで火中の栗は拾わない姿勢で過ごしてきた私の心に深く刺さり、もっと積極的に行動しようという意識の変化がありました」との言葉を寄せてくれました。
他の同僚たちは「暗い雰囲気を一瞬にして変える、まるで空気清浄機みたいな人です」とか、「この職場で会った人の中で誰よりも徳が高い人だと思います」とか、言葉で伝えてくれました。
最初は恥ずかしく思い、否定していたのですが、あるとき気づきました。それは私がキリストの心を持っているからなのだ！と。日々職場の同僚たちの名前を挙げて祈っているから、キリストの力が私を通して働いているのだと。罪ある私自身の徳が高いのではなく、キリストの徳が私を通して現わされるのだと。だからこれらの言葉はキリストへの賛辞なんだ！と。
今年の目標聖句マタイ5：16は、ガラテヤ2：20によりさらに補強されます。「もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。」
（近藤信）