主の時

就労継続支援B型事業所「からしだね」を開所して1年半になります。開所当初から、喫茶とともに、園芸療法士の資格を持つ指導員のもとで苔玉や季節の寄植え等の園芸用品を作って販売しています。

さて、この寄植えを、いつか近隣の幼稚園やお店などに置かせてもらえるといいなぁ、寄植えのレンタルサービスが出来ればいいなぁ、そうしたらもっと地域に溶け込んでいけるなぁ、という夢を持っていました。しかし、そのためには営業やチラシも必要だし、今の人員ではキャパオーバーで難しい。いずれ時が来たら、と思っていました。

今年5月、店舗前の花の手入れをしていたら、「ここはお花屋さんですか」と見知らぬ女性から声をかけられました。話を聞くと、小金井近辺に5店舗の美容院を経営するおられ、店舗前に置くためのお花を定期的に届けてくれる店を探しているとのこと。何ということでしょう!こちらから営業に行く前に、レンタルサービスの話が舞い込んできたのです!これって主の導きだよねぇ!と皆で大興奮。そこからトントン拍子で話は進み、6月から一橋学園駅前にある美容院に、寄植えを置かせて頂けることになったのです。ハレルヤ!

そして8月、定期的にランチに来て下さる伸一牧師にこの話をし、祝福を祈ってもらった数時間後、ひとりの婦人が店に入ってこられました。「一橋学園の美容院の店長から教えてもらって…」と切り出され、実は、美容院前に置いてある植物がいつも枯れていて残念に思っていたら最近綺麗な寄植えが置かれるようになった。店長に訳を聞いたら、ぶどうの木のことを教えてもらったとのこと。そして、自分の家にも欲しいというのです。何ということでしょう!祈ってもらった祝福が、数時間後にもう聞かれたです。ハレルヤ!

「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです」(ピリピ2:13)。 神の時は私たちには分かりません。でも、最善へ導いてくださる主に、これからも信頼と期待をもっていきたいと思います。背後に積まれている沢山の祈りに感謝します。(菅野幸)