GCCの設立から20年

2階のフェローシップルームには、初回(2003年4月6日)の礼拝後の記念写真が飾ってあります。

そこに写ってはいませんが、実は、私もこっそりその礼拝にいました。当時の私はクリスチャンではなく、母が車椅子の姉妹を教会にお連れするのに人手が必要だと言うので、気乗りはしないけど出席していたのです。母が新しく通う教会をちょっと見てみようかという思いもありました。そして礼拝が終わり次第、そそくさとその場から消えました。

小学生の頃から神さまの話は聞き、ある程度知っていましたが、心が頑なになっていました。その後、自分の不完全さ、心の内の醜さを思い知ることとなり、神さまを求め、約4ヶ月後に再度GCCに来ました。思ってもみなかったことでした。求める心、魂に川端牧師が解き明かす創世記の内容はぐんぐん染み入っていき、毎回の学びで喜びと感動が湧き上がりました。

知っていると思っていた聖書が、全く新たなものとしてせまり、神さまの愛を素直に受け取りたいと願いました。主に明け渡すべき自我との格闘の後、最終的に主の大いなる憐れみと導きによって、GCC最初の洗礼式で受洗しました。2003年9月14日のことです。

GCCに来て約20年、振り返ると途切れることのない御言葉の学び、兄弟姉妹との交わり、様々な奉仕等たくさんの良きものが与えられました。とにかく神さまとの個人的な関係をしっかりと持ち、その上で隣人と良き関係を結び、遣わされた所で主に与えられた務めを誠実、忠実に果たすことを教わりました。約20年、当然ながら色々なことがありましたが、神さまから離れずにすみました。主の憐れみとGCCであらゆる角度から信仰が育てられていたからだと思います。

2階の記念写真を見る度に、昔の自分を思い出し、主によって変えられた(変えられ続けている)今の自分を見て、主に感謝の気持ちで一杯です。また、主が与えてくださった川端牧師、黎子牧師、植野牧師、兄弟姉妹の皆さんを心より感謝します。私たちの思いを遙かに超えて最善をなしてくださる主に信頼して、期待して、これからも歩みたいです。(江口知子)