ローマ12章19節

「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい」。ニューギニアのある部族が、自分たちの家族を殺した部族に賠償を払った。それは敵対関係を断ち切り、平和を回復し、安心して暮らすための儀式である。えっ、逆なのでは。復讐は復讐を生みます。復讐さえしなければ、争いは自ずから終息します。主の十字架を知る私たちも、復讐の連鎖を断ち切るために召されています。

(ジャレッド・ダイヤモンド『昨日までの世界(上)』日経ビジネス文庫p.189)