年始に6歳の三男が保育園で凧上げを作りました。凧には大きな十字架2つとダビデの星が大胆に描かれていました。その凧を保育園から持って帰ってきた日が丁度、風が強い日だったため、早速自宅近くのグラウンドへ上げに行きました。すると開始早々、三男の凧は強風に煽られ、一瞬糸から手を離した隙に勢いよく飛んでいき、木の上に引っ掛かって取れなくなってしまいました。「もうあれは無理、取れない。」と諦める私の横で、余りのショックで静かに泣きながら落ち込む三男。諦めきれない様子だったので、一緒に来ていた次男の凧上げで2人で遊んでもらっている間、木の上の凧に書いてある十字架の絵を見つめ、「イエス様ー!息子があなたを思いながら一生懸命作った凧が木に引っ掛かってしまいました。どうか凧を息子の元へ戻してください。」と祈りながら、ふと“中2の長男がいたら登って取ってくれるんだろうなぁ…。”と思いました。するとその時、「どうしたの?」と声が聞こえ、降り向くと、なんと…目の前に、出かけていたはずの長男が現れたのです!
事情を話すと、すぐに木に登ろうと準備してくれたのですが、その途端、風に吹かれて凧が自然に落ちてきました。三男に「イエス様が取ってくれたよー!」とそれまでの経緯を話すと、満面の笑みで「すごいね!良かったぁ!」と嬉し泣きしながら大喜び!次男も「良かったぁ」とホッとして感動している様子でしたが、信じて祈っていた私が一番驚いてしまいました(笑)
実は、この時まで長男との関係が数週間上手くいっていませんでした。神様は、凧を戻して下さっただけでなく、私達を憐れみ、長男との関係も戻して和解させてくださったのだと感じました。この日の夜は久しぶりに家族揃って楽しく食事をし、長男と前日の礼拝メッセージで受けた恵みの分かち合いをして、救われた私達が何を見ているべきなのか、何に期待すべきなのかを沢山話すことができました。
私たち人間は、共にいてくださる神様に信頼して祈り求め続け、全てを神様にお任せすれば、自分では無理だと思っていることも、神様が成し遂げてくださいます。これからも主に全てのことを期待して祈り求めていこうと強く思わされた恵み豊かな時でした。「だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」(マタイ7章8節)(三児の母 あさり)