職場の同僚の一人一人の名前を挙げて祈ること=これはどの部署でも続けている毎朝の習慣です。この人のために祈るのは生涯で私だけかもしれない、だから祈る!現在の課の40人のために祈ると10秒/人=6分40秒、他の課題も祈って10分。終わる頃に朝食のパンが焼けるおいしい匂いがしてきます。
10月、課の管理者として半年に1度の面談を行いました。初めてじっくり話をする人もいます。でも私には「あなたのために毎日祈っています」という自信と安心があります。面談者を呼んで待つ1分ほどの間、聖霊が私の耳と口を開いて、良く聞き、良き言葉を話せるようにと祈ります。その後の1人20分の面談に聖霊の助けがあることを体験し続けています。
1年に1度、管理者は「仕事の進め方」の方針を部下に提示する(加えて組織内の数万人が閲覧可能な掲示板に共有される)ことが義務となっています。今回、私は他の項目と共に、以下の部下に対する「お願い」を書き加えました。
『1つ課全体で徹底したいことは「人の悪口を言わない」「陰口をたたかない」ということです。人間ですから合う人、合わない人はいるでしょうし、仕事上の不満もあるかもしれません。でもせっかく同じ空間で同じ時間を過ごす戦友たちなのですから、少なくともこの課にいる間は、悪口・陰口はやめましょう。その連鎖を止めましょう。(不平・不満は課長にぶつけてください。受け止めます。)』
明確に聖書は「あなたの舌に悪口を言わせないように」と書きます。悪口は「隣人をあなた自身のように愛せよ」との命令に違反します。キリスト者が管理者である空間に聖書の価値観を流したいとの思いで、この「お願い」を加えました。
面談の際、部下の数人が「本当にそうだと思い、悪口を言いたくなる時も我慢しています」、「家族に私の職場は悪口禁止だと説明すると驚かれるんです」などと報告してくれました。(約束通り、不平・不満は受け止めました。)
「キリスト者だからできること」を探し、実践する旅は、これからも続きます。(近藤信)