今、人々は「勝ち組」と「負け組」に分けたがりますが、一時的な成功や富を基準にしています。しかし、こんな『人生の勝者と敗者』(作者不詳)という分け方もあります。
勝者は失敗したとき「自分が悪かった」と認めるが、敗者は失敗すると「あいつのためにこうなった」という。
勝者は負けることを恐れないが、
敗者は勝つことを密かに恐れる。
勝者は雲の上に太陽を見、
敗者は雲の下に雨を見る。
勝者は雪を踏んで道を作り、
敗者は雪が融けるのをただ待つのみ。
勝者の手の中には夢があるが、
敗者の手の中には欲望がある。
勝者が好んで使う言葉は「もう一度やってみよう」、
敗者は「やってみてもどうせだめ」。
勝者はびりを走っても意味を見出し、
敗者は先頭を走るときだけに意義を感じる。
勝者は走っているさなかにすでに幸福を感じているが、
敗者は走り終えなければ幸福かどうか決められない。
勝者は自分より優れた者に遇えば敬意を示して学ぶべきところを探すが、
敗者は自分より勝った者に出会えば嫉妬して非難するところを探す。
勝者は強い者に強く、弱い者に弱いが、敗者は強い者に弱く、弱い者に強い。
勝者はすべての問題に解決を見出すが、敗者はすべての解決にも問題を探し出す。
勝者は死の日にいたるまで成長し、
敗者は生きていてもすでに成長を放棄している。
「勝ち組」と「負け組」の基準を考え直してみませんか。
(2005-7-3)