先日、脳のMRI検査を受けました。MRI検査は、強力な磁石と電波を使い、磁場を発生させて行います。強力な磁場が発生しているトンネル状の装置の中に入り、電波を体にあて、体の内部の断面を様々な方向から画像にするのです。磁場を発生させる時に、装置からガンガン、ゴンゴンという工事現場のような大きな音が出て、検査中続くため、気分が悪くなる人もいます。
今回は脳の画像を撮るので、頭が動かないようにしっかり固定されて、狭いトンネル状の装置に入りました。目を開けると圧迫感は半端なく、耳に入る音も不快感MAXでした。
そんな中で、私は目を閉じ、騒音に心が乱されないように、騒音を打ち消すがごとく、ひたすら詩篇23篇を頭の中で唱え、浮かんできた賛美を頭の中で歌いました。そうしたら、騒音は続いているのですが、心が平安で包まれていったのです。このような騒音の中で、体験する圧倒的な平安。御言葉の一節一節をじっくり味わい、胸がいっぱい、感動すらしています。
検査技師は、最先端の機器を用いて、目に見えない私の脳の画像をあらゆる角度から撮って見ていますが、私の頭、心の内で何が起きているか、考えているかは全く知り得ない、それを知り得るのは神さまだけなのだとあらためて畏れと喜びを感じました。
世の中にも、聞きたくない、聞く必要もない雑音があります。それを頭、そして心に入れてしまうなら、その影響を受けます。自分を良からぬ思いや行動へと導いてしまう言葉や内から湧いて出てくる否定的な声、それに浸らないように、蝕まれないように、早いうちに打ち消すことが大切でしょう。御言葉には力があります。
聞くべき声を選んでいきたいものです。私たちが聞くべき声は主のものです。主はわたしの羊飼いです。その羊飼いの声に聞き従うなら守られるのです。
感謝なことに脳はきれいな状態で、問題なしでした。ちなみにこのMRI検査中に詩篇23篇を唱えていたという姉妹方たちの話を何人も聞きました。GCCで暗唱した御言葉-内に蓄えられ、力を発揮しています。 (江口知子)