弟子訓練と聞き、思い浮かぶイメージはどんなでしょうか。私は「きつい、苦しい、厳しい」の「3K」でした。「課題が多く、特に生活課題が重荷っぽい」「伸一牧師に質問攻めにされそう」「課題できなかったら落第生の烙印押されそう」と、勝手に思い込んでいました。「いつかはやらなきゃ」と思いつつ、結局は、自分の弱さや罪と向き合うのが怖かったのです。子育てや仕事を理由に先延ばしにする中で、細々した出来事が重なり「今やるべき時」と示された瞬間がありました。
そうして2021年、コロナの影響で延期になりながらも、4月にスタートした弟子訓練。今思えば、あれがベストなスタート時期でした。いざ始まってみると、恐れの「3K」は「感動、興奮、感謝」の「3K」へと変わりました。共に学びながら得る新たな発見、感動、悔い改め。燃やされた気持ちのまま、帰宅しすぐ取り組むメッセージ要約は、理解が深まりアドレナリンが放出されているような高揚感。決められた聖書箇所から、自分でデボーションノートのような問答を考える宿題は、時に難しく、内容理解に非常に時間がかかったこともありましたが、バチン!と目が開かれるような、こういう見方が!?と気付く瞬間は鳥肌モノでした。恐れていた生活課題も、歴代の弟子訓練生が語っていたように「なぜか、ちゃんと課題が降ってくる」毎週。課題があったからこそ、背中を押され、前に踏み出せた、こともあったと思います。
様々な出来事やチャレンジは、全てが恵みでした。振り返り、文にまとめる中で、また恵みが追いかけてくるのです。それを訓練生同士で分かち合う時間もまた、祝福でした。1年間共に学び、泣き笑い、濃い時間を過ごした仲間は、かけがえのない信仰の友です。青春again。ちなみに、伸一牧師は、常に愛と優しさに満ちていました。 課題をする時間はない、というのは思い込みで、祈りと御言葉を最優先にすることで、それまで無駄な時間の使い方をしていたことに気付き、生活が整えられるのを実感しました。楽しくて恵みだらけの弟子訓練、未体験の方には強くお勧めいたします。(津山祐子)