この前、石堂ゆみさんに、ホロコーストやイスラエルのことについて教えてもらいました。その中で一番僕の心に残ったことを紹介します。
それは、迫害されても折れないユダヤ人の信仰と心です。ユダヤ人はヒトラーに迫害されても決して神さまに文句を言わず怒りませんでした。僕もそういう信仰や心が欲しいなと思いました。
ヒトラーはナチ党の党首になっても、しばらくはユダヤ人に対し大きい迫害をしませんでした。その時にユダヤ人は逃げようと思えば逃げることができましたが、ほとんどのユダヤ人が逃げませんでした。もしその時逃げていたら、あんな大勢のユダヤ人が死ぬことはなかったと思います。そう思うととても悲しくなります。
最初のころは収容所がなかったので、見つかり次第連れて行かれて、銃殺されました。その後ホロコーストはどんどんエスカレートしていき、収容所やゲットーが造られていきました。そのため、さらに大勢のユダヤ人が殺されました。
アウシュビッツ収容所のガス室で一日6、7千人のユダヤ人が殺されました。残念なのは、ホロコーストを止めようとするクリスチャンがほとんどいなかったことです。むしろクリスチャンや教会はユダヤ人迫害に賛成していました。ユダヤ人はイエス様を裏切り十字架につけた人々だと考えていたからです。
しかも、ヒトラーはユダヤ人を助けようとした人たちをも殺しました。このことでヒトラーはたくさんの敵を作ってしまいました。そしてドイツは第二次世界大戦で負け、ヒトラーは自殺しました。それとともにホロコーストは終わりました。
そのあとイスラエルは独立し、何もなかった場所に今はいろいろな建物が建っています。「見よ。わたしは新しいことをする。今もうそれが怒ろうとしている。あなたがたはそれを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒れ地に川を設ける」(イザヤ43:19)。
まさに今、この御言葉が神さまによって成就していると思います。イエス様は悪に打ち勝ち、人を救うお方です。(北尾遥都)