セロリ

今週はセロリ(celery)のお話です。

 まず効用から。セロリは新陳代謝をよくするカロチンと、ビタミンCが含まれており、血圧降下、胃の活性化、吸収促進、鎮静作用もあります。食物繊維は整腸とコルステロールの低下、あの香りは食欲増進、頭痛に効果があります(人にもよりますが)。どういうわけか、茎の汁は低血圧症にも降下があるとのこと。

 そして、セロリ(celery)はまさにダイエット食品なのです。カロリー(calory)がほとんどないため、噛んでいるときに消費するエネルギーのほうが摂取する分よりも多くなるのです(スコット・モーリス『奇妙な事実と役立たぬ情報の本』)。セロリを食べてカロリーを落としましょう。

 とはいえ、セロリは嫌いという方もおられましょう。しかし、それは本物を知らないだけかも。この正月、聖書合宿で滞在した八ヶ岳山麓原村は、夏場のセロリ生産高全国一です。そこの「まるごとセロリツアー」(午前6時)に参加すると、「ここのセロリはスーパーで売っているのとは全然違う」と、セロリ観ががらりと変わるのだそうです。旬のものを新鮮なうちに食べないと、その良さはわからないということです。

 で、今週の結論はもうおわかりでしょう。旬の御言葉を、朝の新鮮なうちにしっかりいただきましょう。神の恵みと憐れみ、「それは朝ごとに新しい」(哀歌3・23)のです。苦い、においがきついと思っていた御言葉セロリも、芳しく甘いと感じられるようになります。霊的新陳代謝、消化吸収が促進され、心のコルステロールも落ちて、聖霊の通りがよくなります。その日一日に、心にくっつく不純物をきれいに洗い流してくれます。霊的ダイエットもお忘れなく。