祝福の遺産~いつまでも残るもの~

上の子どもたちが通っていた幼稚園のおばあちゃん先生(現園長先生のお母様)が天に召され、お別れの会には間に合わなかったのですが、翌日その教会で礼拝を捧げることができました。

佐賀県ご出身のおばあちゃん先生、高校生の時に家の前のお宅で始まった家庭集会に誘われ、そこで牧師さんから聖書のお話しを聞き、イエスさまのことを知ると同時に自分の心の中にある汚さに苦しくなり、その罪のためにイエスさまが十字架にかかってくださった!この方を信じるなら罪赦され、神様の子どもされる!と、信じたそうです。その後、福岡のミッション系の短大に進学し、毎朝礼拝がある寮で暮らしながら幼児教育を学び、就職のため上京し、嫁いだ先が教会付属の幼稚園でした。

詩篇139篇13~16節をいつも口にされていたおばあちゃん先生は、すべてのお母さん、こどもは神様の作品、一人一人が不思議に特別に造られて神様に愛され知られている!との想いを胸に保育をされてきたそうです。その想いがいたるところに溢れている幼稚園で私はイエスさまに出会い、この世の与えるものとはまったく別次元の神さまの愛と希望をいただいたのでした。

在園中、初めて礼拝に行った時のことです。おばあちゃん先生が私に、礼拝に来てくれて嬉しい!というようなことを仰り、まだ信仰が無かった上に軽率で愚かな私は信仰を軽んじるようなふざけた返答をしてしまったのですが、嫌な顔ひとつされず話しを聴いてくださり心を込めてお祈りしてくださいました。忘れられない温かな笑顔…先生、あの時はごめんなさい。。。

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」第一コリント13章13節

10数年前、幼稚園でいただいた信仰と希望と愛が、今なお私と家族を生かし祝福を広げている!きっと私の家以外にも数えきれないほどの祝福が、あちらこちらで広がり続けていることでしょう!

約70年前に一人の少女が受け取った福音の祝福が増え広がって行く!この神様の奇跡に改めて驚き、感謝します。 私もまた、いただいた福音を携えてこの希望を配達すべく、一人でも多くの方に会いに行きたいです。(rieko.Y)