食は信仰告白

 黄聖周著『聖書が教える健康の知恵60』(拙訳)という本に「食生活は信仰告白である」という章があります。自分で訳しておいて、8年間、心に留めることのなかった言葉です。そのために、私もメタボリック症候群の一人になってしまいました。

 友人の柏崎牧師夫人の良子医師のマリヤクリニックで、一日がかりの検査を夫婦で受け、その結果を踏まえた食事療法にとりかかることにしました。「あと25年は友人として生きていて欲しい」と、柏崎師に言われ、ありがたいなと思いました

 私たち人間は、創造されたとき、神から自然環境を管理するように命じられました(創世記1・28)が、それは社会を管理し、家庭を治め、生活を管理することも含んでいます。当然、自分の体や感情をコントロールすることもそうです。「信仰から出ていないことは、みな罪です」と、ローマ書にあります(14・23)が、ならば自己管理できない食生活も罪です。「命は食べ物より大切」(マタイ6・25)です。命は食物のためにあるのではなく、食物が命のためにあるのです。食物は、口や胃袋の欲するままに食べるのではなく、信仰で食べます。信仰で食べる人は、心に咎めなく、不安や疚しさが残らないように食物を選び、主に感謝して食べるべきです・・・以上このように、私は反省させられました。

  でも、みなさんも心に入るものも胃袋に入るものも、よく吟味し、有害無害を見分けてください。神経質になってはいけませんが、何でも無思慮・無頓着に取り入れてはなりません。摂取するものが心と体を形成するからです。
 
  私のようにメタボリック症候群になって好きなものを自由に食べられなくならないように、また末永く健康で主に仕えられるように、若いうちから食生活でも信仰を告白できる日々を歩んでください。ぜひ、本気で心がけでください。